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医学部教員、負担は増加の一途◆Vol.4

スペシャル企画 2016年7月6日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 医学教育における学ぶべき知識の増加、臨床実習の充実、医学部定員増などに伴い、教員の負担が増しているとの指摘も多くあります。貴大学においてここ数年、臨床、教育、研究を含めた教員の負担は増えていますでしょうか。 回答のあった24大学のうち13大学(54%)が「大幅に増えている」、11大学(46%)が「増えている」だった。「変わらない」「減っている」「大幅に減っている」という回答はゼロだった。 負担軽減の対策として、近畿大学では教員の作業時間の8%が他の職種に振り替えることが可能との調査結果を受けて、「チーム医療を見直している」(近畿大学医学部長 伊木雅之氏)。大阪医科大学では「予備校のプロの講師」による国試対策講座を開講している。福井大学副学部長(教育担当)の安倍博氏は「教員の負担軽減の対策を取りたいのは山々ですが、むしろ今の文部科学省が求めているのは負担増加であるように思います」と回答している。 Q 教員の負担軽減のための対策を行っていれば、教えてください。 【大幅に増えている】 教務関係の仕事を細分化して、業務分担しております。なお、そのままでは情報の共有化がなされませんので、連絡...