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日本専門医機構の新執行部「将来に禍根を残さないように」

レポート 2016年6月26日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

6月26日の第138回日本医師会臨時代議員会で、会長の横倉義武氏は、同会の最後のあいさつで、翌27日に開かれる日本専門医機構の社員総会で新執行部が決まる予定であることから、「最大の懸案の一つ」とし、「日本医学会との関係を踏まえて上で、しっかりと判断しながら、誤りのないように、また将来に禍根を残さないようにしていきたい」との決意を示した。 日本専門医機構の役員は、今月末で任期が切れる。日医副会長の中川俊男氏が委員長を務める、同機構の「役員候補者選考委員会」は新執行部の理事候補者を決定(『日本専門医機構、新執行部24人の理事候補者決定』を参照)。日医も同機構の社員であり、横倉会長が出席する27日の社員総会で、新執行部が決定する見通しだ。 日本医師会会長の横倉義武氏。 横倉会長は本臨時代議員会の冒頭での所信表明でも新専門医制度について触れ、「現在、多くの国民や会員の先生方より、心配の声が寄せられている」とした。医師のプロフェッショナルオートノミーをもって国民にさらなる安心を約束する取り組みであるものの、専攻医や指導医が、都市部の大学病院など大規模あ地域医療の現場に大きな混乱をもたらすことが懸...