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日医「次の100年」、「継続」と「改革」でまい進

レポート 2016年6月26日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

6月26日の第138回日本医師会臨時代議員会で、前日の日医役員選挙で3期目の会長当選を果たした横倉義武氏は所信表明を行い、「医師会の前身誕生から今年で100年という節目を迎える中で、会長職を拝命したことは身に余る栄誉」であるとし、その職責の重さを感じつつ、次の100年がいかなる時代になろうとも、医学・医療の向上と社会福祉の増進に「継続」して努め、医学・医術の恩恵を国民に還元していくために必要な「改革」に果敢に取り組んでいくとの決意を示した。 消費増税の2年半延期については、「社会保障財源の確保の観点から見ると誠に遺憾」と問題視、消費税財源に代わる社会保障財源を確保するよう、政府に強く要望していくと強調。イギリスのEU離脱という国民の経済への不安が高まる時期こそ、セーフティネットが重要だとした(『横倉日医会長、大差で当選、3期目始動』を参照)。 新専門医制度の問題にも言及、プロフェッショナルオートノミーを持って国民に安心を約束する取り組みであるものの、地域医療を崩壊させないことが重要だとした(『日本専門医機構の新執行部「将来に禍根を残さないように」 』を参照)。 6月25日に3期目の当選...