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「かかりつけ医の定着に最も尽力」、横倉日医会長

レポート 2016年6月29日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は6月29日の定例記者会見で、6月25日の役員選挙で3期目の当選を果たした横倉義武氏は、かかりつけ医を中心とした医療提供体制、地域包括ケアシステムの構築に取り組み、地域の実情に即した国民の安全、安心に寄与していくことが医師会の果たすべき役割とし、「かかりつけ医の定着に、今後2年間、一番力を入れていく」と表明した。 終末期医療の在り方も検討課題であるとし、「患者の尊厳、生活の質をより重視した対応が、終末期医療に当たって考慮すべきだろう」と指摘、リビングウイルの啓発、普及に取り組むとともに、宗教家や法曹界などさまざまな関係者とともに議論を開始するとした。日医の生命倫理懇談会は2008年に「終末期医療に関するガイドラインについて」を答申している。同懇談会か、あるいは新たな委員会を発足させるのがふさわしいのかなども検討、「まだ取りまとめの目途は考えていないが、(会長職の2年の)任期中に結論を得たい」と横倉会長は語った。 6月25日の役員選挙で3選を果たした横倉義武会長。 代議員会、4つの注目論点を紹介 横倉会長は会見で、6月26日の臨時代議員会での所信表明と同様に、消費増税が2年間見...