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外科学会、「新専門医は7月末を目途に判断」

レポート 2016年6月29日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本外科学会は6月27日、2017年度からの専門医養成の在り方について、7月末を目途に十分な準備が整った場合は新しいプログラム制を開始する一方、整わなかった場合は、2017年度は現行の外科専門医制度による認定を継続する旨を公表した(資料は、同学会のホームページ)。7月末を目途に判断する方針は、日本内科学会などと同様だ(『内科学会、「新専門医は7月末を目途に判断」』を参照)。ただし、「十分な準備」の具体的要件は示されていない。 現行の外科専門医制度を継続する場合でも、既に新制度に向けて連携ネットワークを構成された病院群については、この枠組みとし活用することは許容される。 現行制度の骨格となる、NCDによる診療実績評価、必要となる手術経験数、修練期間などについては、プログラム制による新制度でも変わらないことも説明。「新しい外科専門研修専攻医となる皆様が不利益を被ることのないよう十分に配慮していく」としている。 外科学会では、日本専門医機構に対し、2016年2月1日の締め切りまでに外科専門研修プログラムとして188プログラムを申請。日本外科学会専門医制度委員会は、プログラムの1次審査を行い、...