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JMAT「二枚看板で活動を」

レポート 2016年7月1日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

6月26日の第138回日本医師会臨時代議員会で、副会長の松原謙二氏はJMATの活動に関連して、「行政の医療救護班との二枚看板をお勧めしている」と呼びかけた。 神奈川県代議員の古谷正博氏は今年4月に発災した熊本地震に関連して、「JMATの派遺と県行政の要請に基づく医療救護班の派遣が混在し、分かりにくいとい指摘がある。活動報告書の様式も統一されておらず、トータルな活動状況も把握しにくい。JMATの活動が災害救助法の適用がなされるのは間違いないと信じているが、本来は派遣する前に制度として決まっていなくてはならない」と指摘した。 松原氏は「JMATと行政の救護班は仕組みとして異なり一本化は難しいが、県の救護班には医師会が編成したチームも含まれており、県の救護班が日医にJAMTとして登録しているケースもあった。二枚看板をお勧めする。また、日医では都道府県医師会に県外派遣を想定した災害時医療救護協定の締結をお願いしている」と説明した。 熊本地震では、熊本県から熊本県医師会にJMAT派遣要請があり、熊本県医師会から日医に要請があったので、「災害救護法の適用になると考えている」(松原副会長)。JMAT...