東北医科薬科大学、東北出身者は31%
レポート
2016年7月11日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
東北医科薬科大学の第8回教育運営協議会が7月11日に開かれ、この4月に医学部の第一期生を受け入れた同大には、募集定員通りの100人が入学、うち東北6県出身者は31人で、残る69人は東北地方以外からの入学者であることが公表された。卒業後に東北6県での勤務が義務の修学資金枠である計55人は全て埋まった。卒業生が義務年限を果たせば、東北地方の医師不足に寄与することが期待される。 教育運営協議会の開催は、4月に東北医科薬科大学が新設医学部の第一期生を受け入れて以来、初めて(『東北医科薬科大学、一期生100人が入学』を参照)。同協議会は、東北地方の医学部・医科大学、県医師会、県の医療担当部局のほか、日本医師会からのメンバーで構成。 今回から日医代表として、横倉義武会長が出席、協議会の最後に次のようにコメントし、東北医科薬科大学の医学部に期待を込めた。「“オール東北”で、新しい医学部がスタートした。いかにいい大学を作るかということで皆が協力しており、(教育運営協議会の議論を)聞いていて非常にうれしく思った。より良い医学教育を行い、ひいては東北地方の医療の向上に実りあるものにしてもらいたい」。 日医...
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