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新専門医制、7月20日の「精査の場」で議論

レポート 2016年7月12日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

日本専門医機構の理事会が7月11日に開催され、同月20日に「精査の場」を設置し7月中に方向性を示すことを決めた。また同機構と学会の役割について、理事長の吉村博邦氏(地域医療振興協会顧問、北里大学名誉教授)は「上下関係でなく、協同する専門医制度を構築することが基本姿勢」と強調した。 理事会後に吉村氏、副理事長の松原謙二氏(日本医師会副会長)と山下英俊氏(山形大学医学部長、眼科教授)が会見した。吉村氏は理事会で、自身の考える「専門医機構の現状と課題」について説明したと報告(『新専門医制度の構築、「機構と学会が協同で」 -吉村博邦・日本専門医機構理事長に聞く◆Vol.1』 などを参照)。今後のスケジュールとして、7月20日には19の基本診療領域の代表が集まる「基本領域連携協議会」を開催。地域偏在対策などについて議論をした後、「精査の場」、次いで「理事会」を開く予定。7月25日の社員総会で承認を得て、7月中に方向性を示する方針であることを説明した。 日本医師会や四病院団体協議会などから求められている、さまざまな関係者による「精査の場」(検討の場)について、機構の理事と公衆衛生の専門家として独立...