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「医師の目標値」、地域別に医療計画で設定へ

レポート 2016年7月16日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働書の「地域医療計画の見直し等に関する検討会」(座長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)の第3回会議が7月15日に開催され、第2回会議に続き、2018年度からの第7次医療計画の作成指針等の見直しについて議論した(資料は、厚労省のホームページ)。基準病床数、医療機器の配置、医師確保の目標値の設定やその対策などが論点だ。 医師確保の目標値は、第7次医療計画から新たに盛り込まれる。厚労省の「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会」の5月の中間取りまとめで、「都道府県が策定する医療計画において、医師数が不足する診療科・地域等について、確保すべき医師数の目標値を設定し、専門医等の定員の調整を行えるようにする」と提言された(『偏在対策「強力」に、「医師の働き方ビジョン」も策定』を参照)。 都道府県別か、2次医療圏別か、診療科別に設定するかなどが論点。医療従事者の需給に関する検討会では、医師需給に関する将来推計を実施していることから、それをベースに都道府県別の目標値を設定したり、検討に当たっては開業医と勤務医の別、開業医の高齢化が進んでいることから年齢構成も加味すべきと提案された。新専...