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医療機関のホームページ、新たな法規制を導入へ

レポート 2016年8月4日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」(座長:桐野高明・東大名誉教授)の第3回会合が8月3日に開催され、本検討会が規制対象として検討する医療機関のホームページについて、医療法上の広告として扱わないという現行の運用を維持する一方で、現行のガイドラインに実効性を持たせるため法制化する方向で議論を進めることを確認した。 事務局を務める厚労省医政局総務課は、議論の方向性として「医療機関のウェブサイト等は引き続き医療法上の広告としては扱わないが、情報発信の観点からも認められないような虚偽・誇大な表示等が規制されないことは適切ではないことから、こうした不適切な表示を禁止する規制を新たに設けることとしてはどうか」と提示。委員から異論はなく、同課は2012年9月に公表された「医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)」(資料は厚労省のホームページ)を法的に位置付け、実効性を持たせるために医療法の改正を目指すとしている。 ホームページへの規制を強化するために具体的方策として提示されたのは、(1)新たな規制内容をガイドライン等において明確...