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“事故調”、5件のセンター調査依頼、累計9件

レポート 2016年8月9日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療安全調査機構は8月9日、医療事故調査制度の7月1カ月間の実績を公表、医療事故調査・支援センターへの事故調査依頼は、医療機関からが2件、遺族からは3件、合計5件に上ることが分かった(資料は、同機構のホームページ)。2015年10月の制度開始から10カ月間の累計は9件、医療機関の依頼は6月の1件に続き2カ月連続(『“事故調”、医療機関から初のセンター調査依頼』を参照)。 院内調査を終え、センターに調査結果が報告されたのは20件で、過去10カ月間で最も多い。制度開始からの経過とともに、調査を終了する医療機関が増える一方、その結果に納得できないなどの理由から、センター調査を依頼するケースも増加基調にあることがうかがえる。 7月の医療事故報告の受付件数は32件で、2015年10月からの10カ月間の累計は317件。ここ数カ月はほぼ30件で推移。相談件数は139件で、累計は1520件。 10カ月間の累計で見ると、病院・診療所別、診療科別、地域別の傾向は従来通り。317件の内訳は、病院293件、診療所24件。診療科別では、最も多いのが外科53件、内科46件が続き、以下、整形外科30件、消化器科...