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「家庭医療専門医」の新規養成、2017年度も継続

レポート 2016年8月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本プライマリ・ケア連合学会が8月9日、2017年度も同学会の「家庭医療専門研修プログラムVer2.0」を継続運用し、家庭医療専門医の養成を進めることを公表した(詳細は、同学会のホームページ)。新専門医制度をめぐる混乱に配慮し、従来は家庭医療専門研修を行っておらず、総合診療専門研修を新規に開始する予定だった研修施設に対する特例措置も設ける。 翌10日付けで、「2017年度より総合診療領域の後期研修を希望する医師を全面的にサポートするために、全国のプログラムの関係者や指導医と連携しながら、家庭医療専門研修を安心して受けていただけるような体制整備を行っていく予定」という同学会理事長の丸山泉氏のコメントも掲載。丸山理事長は、今年6月の同学会の学術大会で、新専門医制度か否かを問わず、総合診療を担う専門医の養成に取り組む方針を示していた(『総合診療の担い手養成、揺るがず、プライマリ・ケア連合学会 』を参照)。 2017年度から開始予定だった新専門医制度は、19の基本領域の全てで1年延期(『新専門医制度、全19領域とも「1年延期」へ』を参照)。新たに基本領域に加わる総合診療専門医の専門研修プログラ...