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若手医師、6割が新専門医制「1年延期」を支持◆Vol.1

医師調査 2016年8月18日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は、2017年度から開始予定だった新専門医制度について、19の基本診療領域のいずれも「1年延期」することを決定した(『「新専門研修プログラム」、2017年度は併用含め6領域』、『新専門医制度、全19領域とも「1年延期」へ』などを参照)。この決定を含め、新専門医制度の影響を最も受けるのは、これから専門医を取得する若手医師、医学生だ。 m3.comではこの8月、医学生および卒後1、2年目の医師を対象に、今回の決定、さらには専門医の取得についての考えを聞くため、アンケートを実施した(調査期間は2016年8月1日から8月12日。80人の回答を集計。内訳は医学生16人、卒後1年目医師20人、2年目医師44人)。その結果を3回に分けてお届けする。 最初の設問として「新専門医制度の「1年延期」という決定を支持するか」を聞いたところ、58.2%が「支持する」と回答し、「支持しない」(12.7%)の5倍弱に上った。卒後2年目の医師からは、「私たちは完全に新専門医制度に振り回された学年だと思います。本当に新制度を始めるのであれば、せめて前年度の段階で細かい内容を発表しておくべきです」「現在卒...