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6割が反対、「専門研修へのマッチング導入」◆Vol.2

医師調査 2016年8月20日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

新専門医制度は、2017年度からの開始を「1年延期」し、2018年度を目途に19の基本領域について開始予定だが、「今後の検討課題は何か」を複数回答で聞いたところ、最も多かったのが、「専門研修プログラムの内容(研修期間、研修すべき領域、経験症例数など)」(57.5%)で、「基本診療領域とサブスペシャルティの関係の整理」(47.5%)も半数近かった。専攻医の地域や診療科による偏在対策を挙げたのは2~3割。専門医取得を目指す若手医師にとっては、自らがどんな研さんを積み、いかなるキャリアを描くことができるのかが大きな関心事であるのは当然とも言える(調査概要は、『若手医師、新専門医制「1年延期」を6割支持』を参照)。 また一方で、2017年度から新制度開始か否かで揺れ、研修施設の説明会なども遅れ気味で影響を受けたこともあるためか、「そもそも新専門医制度に移行する必要はない」との回答も36.3%で、約3人に1人が選択した。「内科を選択する際、さらに3年のローテをするのであれば、研修医の時からの内科ローテも考慮してほしい。内科専門医を取得するまでの時間が長い。おそらく女医はマイナー科の入局は増えるこ...