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「自ら引き際を知るべし」「医師免許にも更新制を」

レポート 2016年8月22日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

Q ご自身の老後、リタイア後の生活、医療者の定年などについてのお考え、不安、他の医療者に聞いてみたいことなどがあれば、お書きください。 ◆m3.com意識調査「何歳まで現役で仕事を続ける?」の結果はこちら ⇒ 医師「70歳まで現役」が最多、薬剤師は「65歳」 【勤務医】 ◆医師の個人差大、定年制は困難 ・どこまで責任を持たなければならないかが重要。日常臨床に従事する場合は、特に個々の患者さんの診療に責任が十分持てる範囲に限定しなければならず、管理職的な業務に従事する場合には、身体的機能が低下しても、判断力や記憶力に問題を生じていなければ、その範囲内で対応が可能で、暦年齢で一律に区切ることは難しい。 ・医学知識の更新ができない状況や認知症の状況はリタイアすべきですが、個人差があり、定年年齢を設定するのは難しい。 ・定年制で、一律に年齢で、職を奪うのは、いかがなものかと。個々人、体力、気力、健康面、財力など異なります。本人が、自ら決める事柄です。医師の場合、患者さんの命を預かる身、判断力、記憶力、知識などが落ちてきたら、自ら引き際を知るべし。 ・医療従事者は、「個人差」と概念を、医学的によ...