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日医、地域医療構想の「記述」に注文

レポート 2016年8月24日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の釜萢敏常任理事は8月24日の定例記者会見で、日本医師会総合政策研究機構がまとめた「地域医療構想の策定状況(2016年夏)」を説明した。(資料は、日医のホームページ)。地域医療構想の意義などについての記述が足りない県があるとして、「今からでも、日医の調査結果を参考にしてほしい」と訴えた。 地域医療構想は都道府県医療計画の一部として策定され、法律上は2018年3月までに策定することになっており、厚生労働省は2016年度半ばまでに策定することが望ましいとしている。策定状況では8月23日時点で「策定済」が19(40%)、「案または素案策定済」が14(30%)、「骨子案または途中経過公表中」が6(13%)、未公表が8(17%)だった。 記述内容では「地域医療構想は病床削減のためのものではない」という記述の有無で検証したところ、「ある」が12(36.4%)、「ない」が21(63.6%)だった。「地域医療構想と病床機能報告を比較できない」という記述では、「詳しい記述がある」が9(27.3%)、「記述がある」(除く「詳しい記述」)が12(36.4%)、「記述がない」が12(36.4%)、か...