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無類の「蝶好き」、医師仲間も多数◆Vol.5

スペシャル企画 2016年9月5日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

――無類の蝶好きで、学会先でも足が赴くのは昆虫館。 小学生の頃から今でも続いている趣味は、蝶。国際学会に行くと、皆さんはパリであればルーブルなど、美術館によく行かれるようだけど、私が行くのは昆虫館。特にタイ、マレーシア、インドネシアなどアジアの国に行く時は、タクシーに乗って連れてってもらう。アジアには、初めて見た人が「鳥か」と思って、鉄砲で撃ったというエピソードもあるほど、とても大きな羽を持った黄色いトリバネチョウがいる。珍しい蝶に出会うと、一瞬「掴んで持って帰ろう」という衝動が起きる。しかし、「国立循環器病センターの総長が、蝶を泥棒した」などと分かったら、恥ずかしいニュースになるかなと思って、かろうじて衝動を抑えてきた(笑)。 小学校、中学校、高校と全て自宅から通っていたけれど、本当におんぼろの家でね。床にボールを置くと、転がるような家。でも家屋は広く、庭も大きく、トンボ採りもできた。藪がいっぱい生えていて、カゲロウトンボなんかがたくさんいた。昆虫類、特に蝶が好きになったのはその頃から。特に中学校時代は、蝶の採取ばかりしていた。阪急電車に乗って、箕面から妙見山辺りに、1日中、蝶の採集...