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地域枠学生への貸与資金などに30億円、厚労省概算要求

レポート 2016年8月31日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省は8月30日、2017年度予算の概算要求を発表した(資料は、厚労省のホームページホームページ)。予算規模は31兆1272億円で、2016年度より8108億円が増加し、実質的に過去最大規模となる。そのうち6400億円は高齢化による自然増。財務省は高齢化による増加分を5000億円以下に抑えるように要望しており、今年末に向けた予算編成の焦点になる。 新規事業では、30億円を要求する「地域枠修学資金による医師確保の推進」事業で、地域医療支援センターのキャリア形成プログラムと連携した地域枠医学生に対する修学資金の貸与事業を支援する。4200万円を要求する「国民への情報提供の適正化の推進」事業では「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」で議論が進む医療機関のウェブサイトの適正化のためネットパトロールを行う。 中央社会医療保険協議会で議論が進む革新性が高い一方で高額な医薬品の適正使用の指針のためのガイドライン作りなどのため、「革新的な医薬品の最適使用の促進」として、3億2000万円を要求した(『高額薬剤、ターゲットは「予想の10倍超、1000億円超」』を参照)。12億円の「データヘル...