1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「高点数」=「悪」は時代遅れ

「高点数」=「悪」は時代遅れ

レポート 2016年9月9日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

Q 集団的個別指導、個別指導、監査などについて、ご意見、ご経験があれば、お書きください。 ◆m3.com意識調査「保険医の人権を守れ!指導・監査の実態は?」の結果はこちら ⇒ 開業医の66%は「萎縮診療につながる」、集団的個別指導 【指導・監査全般について】 ◆指導・監査に問題あり、見直しを ・業務上、某県内の全ての集団的個別指導、個別指導、監査に立ち会っている。監査に至った悪質な医療機関は必ずしも高点数ではない場合がしばしばあり、「高点数」=「悪」であるという図式の現在の考え方は時代遅れであると考える。20年以上前に定められ、実質的な内容に関してほとんど改善がない指導大綱等(「保険医療機関等及び保険医等の指導及び監査について」(平成7年12月22日保発第117号厚生省保険局長通知)の別添1「指導大綱」等)の改訂が急務である。 ・行政指導であること、些細な勘違いでも、返戻だけでなく保険医資格停止処分が当然行われることが周知されていない。裁判官がいない公平性が担保されない判決が役人によりなされ、自殺者まで出ているが、多くの医者は、「自分は不正は行っていないから大丈夫」と訳の分からない信念...