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内科と外科のサブスペシャルティ取得、「短縮」も

レポート 2016年9月8日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は9月7日の理事会で、2018年度からの新専門医制度について、各基本領域の学会がメーンに運営し、機構が第三者の立場から評価する体制に変更する方針を決めた。2017年度からの実施が当初想定されていた新専門医制度は、全てを機構で実施する体制だったため、機構の役割が大幅に変わり、大きな組織は作らない。 例えば、専門医の新規認定・更新や専門研修プログラムの1次審査などは、各基本領域の学会が同機構の基準に則って行い、同機構がその結果について2次審査を行う体制で進める。当初予定の新専門医制度は、1次審査、2次審査ともに、日本専門医機構主導での実施を想定していた。審査基準についても柔軟性を持たせる見通し。専門医の認定証は、各学会の代表者名と日本専門医機構理事長名の連名とする。 各研修施設に対するサイトビジットも同様に、各学会が基本的には行い、その結果を例えば、日本内科学会事務局が日本外科学会事務局にサイトビジットするなど、学会同士がピアレビューする方式などを想定。当初予定では、日本専門医機構が各研修施設に直接サイトビジットを行う体制だった。 これらの変更に伴い、日本専門医機構に必要な事...