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「日本の医師の技術料は高くない」横倉・日医会長

レポート 2016年9月8日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は9月7日の定例記者会見でOECDのデータを基に「日本の医療費は世界3位」と報道されたことを受けて、「高齢化の割には高くなく、医師らの技術料も高くない状況にある」とコメントした。 先進35カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)は毎年「OECD Health Statistics」を公表しているが、2016年版では「SHA(System of Health Accounts)の基準が変わり、訪問・通所介護、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)なども集計対象となったことから、日本の対GDP保険医療支出が上昇。世界3位になったことで、メディアでも注目された(『保健医療費、先進国3 位に 日本、GDP比で11%超』を参照)。 横倉会長は対GDP保険医療支出は11.2%でOECD加盟国中3位であるが、ドイツ、フランスと同水準であると説明。一方で、日本は高齢化が進んでいるとして、「高齢化の割には高くなっていない」と説明した。 日医作成資料より引用 また、「一人当たりの診療技術料およびサービス料」はOECD平均を若干上回る程度で17位に位置するのに対し、「一人当たり医薬...