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「医療やりにくくなった」が7割、50歳以上の医師◆Vol.1

医師調査 2016年11月5日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

全ての団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けて、医療・介護体制が大きく変わろうとしており、現役でいることを求められる期間も長くなっている。医師も例外ではない。一方で、自身の健康、介護、リタイア後の家計、生きがい……、キャリアを重ねたからこその悩みも多い。そこで今回、m3.comの医師会員のうち、50歳以上の先生方に今の思い、医療界の将来などについて尋ねた。 調査は2016年9月5、6日の両日にかけて実施。510人から回答を得た。非常に早く回答が集まり、医師の関心の高さをうかがわせた。 一部の設問については2016年5月に掲載した35歳以下の医師への調査結果(『今どきの「U35ドクター」2016』)と比較しつつ、紹介する。 Q ご自身が医師免許を取得した時期と現在を比較すると、どちらが医師にとって、医療をやりやすい環境(医療制度、患者や国民の目、メディアの取り上げ方など)だとお考えですか。 自身が医師免許を取得した頃と、現在ではどちらが医療をやりやすいかを尋ねたところ、73%が「医師免許の取得当時」と回答した。「現在」は8%にとどまり、19%が「どちらとも言えない」だった。 ■回答...