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6基本領域の専門医、「地域医療への影響なし」

レポート 2016年10月5日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は10月5日、2017年度から「暫定プログラム」を使い、専門医制度を運営する6学会へのヒアリングを実施、「地域医療への影響はない」と判断した。「暫定プログラム」は2017年度から開始予定だった新専門医制度用に準備していたプログラムで、使用するのは日本小児科学会、日本耳鼻咽喉科学会、日本病理学会、「暫定プログラム」と現行プログラムを併用するのは、日本整形外科学会、日本救急医学会、日本形成外科学会。新専門制度は地域医療への影響が懸念されたため、延期された経緯があり、「暫定プログラム」を使用する学会については、検証が求められていた。 同日開催の理事会では、2018年度に向けた新専門医制度のスケジュールも確認、10月末、遅くても11月半ばまでには、各基本領域共通の「専門制度整備指針」の見直しを終える予定。理事会後に会見した、日本専門医機構副理事長の山下英俊氏は、「今年内には、(基本領域別の)専門研修プログラム整備基準の見直しも終え、おおまかなところは決まる」と説明、2017年夏に各研修施設が専攻医の募集を行うことを念頭に、2017年春頃には研修プログラムの作成ができるよう、準備を...