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「マギーズ東京」オープン、イギリス発祥、海外では2番目

レポート 2016年10月11日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

「がん患者とその家族や友人が、自分の力を取り戻す居場所」を目指す、「マギーズ東京」が10月10日、東京都江東区にオープンした。運営は、NPO法人マギーズ東京。長年訪問看護に従事、この分野では著名な秋山正子氏と、20代でがんを経験した鈴木美穂氏が共同代表を務める。看護師や心理士が、がん患者やその家族の話を聞き、心理的なサポートをするほか、がん治療中の食事、生活の工夫などの実用的なサポート、リラクゼーションプログラムなども提供する。相談料は無料で、初期および運営費用は寄付で賄う。10日の内覧会の来場者は500人を超えるなど、スタート当初から注目度は高い。 「マギーズ東京」。左が本館、右がANNEX館(提供:マギーズ東京)。 「マギーズ東京」は、がんに罹患したマギー・K・ジェンクス氏の発想に基づき1996年に発足した、イギリス発祥の「マギーズセンター」と契約してスタート。海外では2番目の拠点だ。イギリス国内には約20カ所のセンターがある。 10日のオープニングイベントで、秋山氏は、「マギーズ東京は、全てを教える場所ではない。患者が自分自身の力を取り戻し、一歩前に進むためのサポートをするという...