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15大学がマッチ率100%、人気の二極化進む

レポート 2016年10月22日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

10月20日に公表された、2016年度の医師臨床研修マッチングの最終結果を大学病院本院別に分析すると、募集定員に対するマッチ者数の割合(定員充足率)が100%になったのは、15大学で、2015年度の8大学から約2倍になった。4大学だった2014年度と比べると、約4倍。 定員充足率が80%以上は46大学、80%未満は33大学。2015年度は80%以上37大学、80%未満42大学で、それぞれ9大学増減。大学病院で研修する医師の割合は全体では42.7%で、低水準が続いているが、その中でも募集定員を満たす研修医が集まる人気大学と、それ以外の大学との二極化が進んでいることが伺える(マッチングの全体結果は、『大都市圏以外に過去最多の研修医、2016年度マッチング最終結果』を参照)。 分析対象は、今年4月に医学部を新設した東北医科薬科大学と防衛医科大学校を除く、79大学の本院。定員充足率が、90%台は16大学(2015年度18大学)、80%台は15大学(同11大学)、70%台は9大学(同14大学)、60%台は6大学(同7大学)、50%台は7大学(同9大学)、50%未満は11大学(同12大学)。 最も...