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専門医研修プログラム6割が問題、日病調査

レポート 2016年10月25日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

日本病院会の堺常雄会長は10月24日の定例記者会見で、日病役員が経営する79病院に対して行った「新たな専門医の仕組みに関するアンケート」の最終集計結果を報告した。新たに全面的に導入される予定の「研修プログラム制」については、「問題あり」が63.6%(42病院)と大勢を占めた。自由意見では「大学からの圧力によるプログラム提出の自粛」といった意見が出た(中間報告は『「勤務医は依然不足」、日病が医師偏在対策で見解』を参照)。 2017年度の予定だった新専門医制度の開始が延期されたことについては65.7%(44病院)が賛成とし、複数選択での理由では「大学病院、大病院への集中」(47病院)、「日本専門医機構のガバナンス欠如」、「グランドデザイン不足」(37病院)、「地域・診療科偏在助長」(36病院)と続いた。日本専門医機構の新体制について堺会長は「新体制になって見える化が進んだが、関係者との相互理解がまだ足りないと思う」と注文を付けた。 新たに全面的に導入される予定の「研修プログラム制」については、「問題あり」が63.6%(42病院)と6割を超えた。その理由は、「大病院・大学病院への集中」「要件...