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出馬の理由「そろそろ日本からどうか」、横倉会長

レポート 2016年10月27日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は10月26日の定例記者会見で、次期世界医師会長に就任することが決まったことを受け、「私、および日本医師会にとって大変名誉なこと。世界で一番優れた日本の医療システムを広げていきたい」と抱負を語った。 横倉会長は10月22日に台湾台北市で開かれた世界医師会(World Medical Association;WMA)で、次期の世界医師会会長に就任することが決定した(『横倉日医会長、次期世界医師会会長に決定』を参照)。任期は2017年10月に米国・シカゴで開催される年次総会から1年。 出馬を決意した理由を、2015年のWMAモスクワ総会で各国の代表から「日本からそろそろどうか」と呼びかけられたことがきっかけと説明。動機としては「世界で一番優れた日本の医療システムをいかに広げていくか」という思いがあったという。選挙戦での勝因については「日本医師会の今までの活動や国民医療を守るために努力していることが各国に理解された。また、WMA理事は7年目。長年活動してきたこともご理解をいただいた」と分析した。 会長としての重点施策としては「WMAは医療倫理、社会医学の2つの活動が大...