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診療科・地域の制限なくして解決なし

レポート 2016年11月2日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

Q:医師数をめぐる現状認識について、ご意見があればお書きください。 ◆調査結果はこちら ⇒ 2016年再び議論!医師不足?それとも医師は過剰? ◆【関連記事】「医師が足りない!」、最多は東北、最少は近畿 【医学部定員◆現状維持】 ◆地域・診療科偏在対策が必須 ・地方の人口減少が著しく、かつ広大な面積の医療圏では、人口も、医療も医師も過疎となっている。高度の医療を行う局限された専門医はこのような地域では役に立たないし、またそのような医師は地方には来るはずがない。専門医制度は都会の大病院へ、今以上に医師が集中し、地域偏在を助長し、地域医療の崩壊につながる。医師の診療科の自由選択、勤務地の自由選択に制限をかけない限り、どんなに医師数を増やしても地域偏在・診療科偏在は解決しない。【勤務医】 ・現時点では絶対数の不足もありますが、診療科や地域による偏在の方が不足の主要因になっているかと思われます。医療財源も不足している中で今後人口が減少していくことを考えると、対策として医師数を増やすよりも、施設や医師の集約化を図っていき、医師数の少ない診療科や地域に関しては報酬を上げるなどインセンティブを与える...