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「唯我独尊だったと反省」、群大病院が改革状況を報告

レポート 2016年11月2日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

群馬大学医学部附属病院で同じ執刀医の腹腔鏡手術や開腹手術を受けた患者が相次いで術後に亡くなっていた問題を受けて、同病院や群馬県、県内医療関係者らで構成する「群馬大学医学部附属病院の再生を促進する協議会」が11月1日に群馬県庁で会議を開いた。会議終了後に会見を開いた田村遵一病院長が改革の状況を説明。新たに医療安全・管理学講座(仮)や先端医療開発センター(仮)を2017年4月に新設することを報告した。田村病院長は「応急処置は全てできた。今後はさらに意識改革を徹底したい」と説明。これまでは「(県内で)唯我独尊だったという反省もある」とし、県や地域医療機関と連携する姿勢を強調した。 会見する田村病院長(中央) 「群馬大学医学部附属病院の再生を促進する協議会」は、群大病院関係者9人、県からは副知事など8人、外郭団体として群馬県医師会長、群馬県病院協会長の計19人で構成する。会議は非公開で、この日は3回目の会議となり、これまでの改革状況や今後の方向性が示されたという。県は半年後を目途に改革状況を確認する方針。 「群馬県にある群大ということを身にしみた」 会議後に病院関係者が会見を開き、今後の改革と...