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「報酬体系の改革でパラダイムシフト」安倍首相

レポート 2016年11月11日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

政府は11月10日、成長戦略を策定する第2回未来投資会議(議長:安倍晋三首相)を首相官邸で開き、医療・介護の現場でAIやビッグデータ、ロボットを導入し業務を効率化した場合に報酬に反映させるための議論を始めた。安倍晋三首相は会議で「スピード感を持ってパラダイムシフトを起こすため、特定の先進事例を予算などで後押しするだけでなく、医療や介護の報酬や人員配置基準といった制度の改革に踏み込んでいく」と表明した。2017年1月の中間取りまとめに向けて議論が進む。 未来投資会議は「第4次産業革命(※1)」によって「Society 5.0(※2)」を目指すために必要な投資分野を検討するための会議体で、これまであった「産業競争力会議」「未来投資に向けた官民対話」を発展的に統合させた。2016年9月に設置され、関係閣僚のほか、日立製作所、DeNAなどの企業トップや東大総長などが参加している。下部組織に当たる「未来投資会議構造改革徹底推進会合」では7つのテーマで議論が進んでおり、「医療・介護-生活者の暮らしを豊かに」会合は「ローカルアベノミクス(農業・観光・スポーツ・中小企業等)の深化」会合と並んで、最多と...