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ビジョン検討会、「医師偏在」対策も議論

レポート 2016年11月16日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)は11月15日、第3回会議を開催、「医師偏在対策」も検討会の対象とすることを確認した。非公開の検討会後に説明した厚労省医政局の担当者は、同検討会での議論の成果について、「厚労省『医療従事者の需給に関する検討会医師需給分科会』に報告はするが、取り扱いについては省として意思決定はできていない」と説明した。 記者ブリーフィングでは、東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター教授の井元清哉氏が行う医師の働き方に関する調査について説明された。2016年12月中に全国の病医院を通じて約10万人の医師に調査票を送付する。年末から2017年年明けにかけて解析し、2017年1月ないし2月のビジョン検討会で報告される。2016年中を予定している中間取りまとめには盛り込まれないが、2017年3月までに公表する最終取りまとめには活用される。 延期が続く「医療従事者の需給に関する検討会」の「医師需給分科会」については、「再開するかどうかの意思決定はできていな...