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「労働時間の基準設定」、NP・PA活用で働き方改革

レポート 2016年11月24日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)は11月24日、第4回会議を開催、第3回会議に続き、構成員がプレゼンテーションした。本検討会は、(1)地域で市民と患者の生活を支える、(2)専門性の追求と人生の選択の両立、(3)生産性と質の向上、(4)経済活力(イノベーション・国際化)への貢献――という4つの視点で議論をしており、24日の会議では、(2)から(4)についての提案だった。 (2)に関するプレゼンは、現場、行政、経営という3つの視点から検討する必要性を指摘、「本人意思の明確化」「制度的環境の整備」「技術的環境の充実」「働く場所の改革」という4つのメッセージを打ち出した内容。特に、女性医師の就労継続を重要課題とし、具体的施策として、「労働時間の基準設定」のほか、NP(Nurse Practitioner)、PA(Physician Assistant)の活用など、医療の担い手の見直しなどを挙げている。また経営者の理解がないと、医師らの働き方は変わらないことなども指摘。 「労働時間...