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最多は東北大、臨床研修の協力型病院数

レポート 2016年11月25日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、11月24日の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:桐野高明・東京大学名誉教授)に、臨床研修病院の「病院群」に関する資料を提示、1030の基幹型病院のうち、8割強は協力型病院数が10施設以下である一方、残る2割弱は11施設以上で、最多の東北大学病院は計81に上るなど、基幹型病院による開きが多いことが分かった。 ただし、基幹型と協力型の連携状況が分からず、実際に研修医が行っているのかなど、中身まで踏み込んだデータを求める意見や、「協力型として名前を連ねることで、宣伝効果がある」ことなどから、次期の臨床研修制度の見直しの際、協力型病院の実態や質をチェックする仕組みの導入を求める意見も出た。 医師臨床研修部会部会長の桐野高明・東京大学名誉教授。11月24日の同部会は、2016年3月の臨床研修修了者アンケート調査の結果概要(中間報告)についても議論(『専門医の取得希望92.6%、2016年度研修医調査』を参照)。 協力型病院数、2位岡山大、3位熊本大 病院群に関する資料は、今年8月に臨床研修病院の新規指定(持ち回り決裁)の際に、既存の「病院群」についての検証を求める意見が...