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「最初の薬価が問題」「超法規的措置は妥当だったか」

レポート 2016年11月26日 (土)  m3.com編集部

Q3:今回のオプジーボの薬価改定について、ご意見があればご記入ください。 調査結果はこちら→オプジーボ薬価改定、世代ごとに認識に差がつく <賛成> ・全体として医療経済的な観点からは薬価の引き下げは賛成です。 ただ、特定の薬品に限定しての、かなりの下げ幅での薬価改定は不公平感も強く、会社としては「やってられない」という感覚になるでしょう。 そもそも医療費の高騰を防ぐ方法は、結果的には医師の良心と良識にかかってくると私は考えています。処方するかどうかを決めるのは医師なわけですから、一言で言うと「それだけの価格の薬を使って助ける価値があるのか」というコストパフォーマンスを考慮する医療が必要です。 治療が奏功しある程度の寿命が得られた場合に、社会に対して貢献し得る患者は医療費をかけても治療するべきです。一方、医療費をかけて治療し寿命を得たのに、結局生活保護や各種支援、年金などで社会収支としてマイナス(大きくマイナス)とならざるを得ない場合は、ある程度以上のステージの腫瘍の時点で、BSC(本来サポートやケアにも費用はかかるので、それにも議論は必要ですが)にするべきと思います。 人命の価値を何で...