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医師10万人調査がスタート!厚労省

レポート 2016年12月2日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は11月末、「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」を全国の医療機関に発送した。「医師調査票」と「医療施設調査票」から成り、発送数は、病院と診療所を合わせ、約1万2000施設で、これらに勤務する全医師10万人以上が対象となる、過去に類を見ない大規模な調査だ。回答投函の締め切りは2016年12月21日。その結果は来年1~2月に公表予定。厚労省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」や、「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会」などで議論が進む、医師の需給や偏在対策に関する議論のたたき台となるだけに、注目される調査だ(調査の説明ページは、こちら)。 本調査の主任研究者を務める、東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター健康医療データサイエンス分野教授の井元清哉氏は、「調査のタイトルにある通り、医師の現状の勤務実態だけでなく、『働き方の意向』を聞く点が、今回の調査の特徴。今の勤務実態を正確に把握し、医師がどんなキャリア意識を持ち、今後いかなる働き方を続けていく意向なのかを明らかにすることを目指したい」と説明、多くの医師に回答を呼...