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二つの“2023年問題”に対応 - 伊木雅之・近大医学部長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2016年12月7日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

m3.com全国医学部長・学長アンケートに、「医学部が移転するだけでなく、看護学科をはじめ、いくつかの医療系学科を含む学部の併設も考えている。これらに堺市の泉ヶ丘地区再開発計画を連動させ、医療を中心とした街づくりを目指す。近畿大学医学部創設以来の大事業に取り組む」との回答を寄せたのは、近大医学部長の伊木雅之氏(バックナンバーはこちら)。同大は2023年、医学部と附属病院ともに、現在の場所から新築移転する。移転構想のほか、同大の医学教育への取り組みの現状をお聞きした(2016年11月17日にインタビュー。計3回の連載)。 ――近畿大学医学部は、2023年4月に、南海電車泉北線泉ヶ丘駅前に新築移転する予定とのことです。 新キャンパス開設は7年後ですが、あまり時間はありません。医学部附属病院(近畿大学医学部の本院)と堺病院を統合して、泉ヶ丘に移転する構想です。その際、この狭山キャンパスにある医学部や看護学校も移転させるので、近畿大学医学部始まって以来の大事業。近畿大学全体でも、これまでで一番大きな仕事になるかもしれません。基本構想はできているのですが、これから1年かけて基本設計を進める予定で...