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課題は研究支援、コーディネーター活用も- 伊木雅之・近大医学部長に聞く◆Vol.3

インタビュー 2016年12月27日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――伊木先生は2014年10月に医学部長になられ、今は2期目ですが、改めて1期目に力を入れた取り組みと、2期目の抱負をお教えください。 1期目は、学生教育の改革に力を入れてきました。今は、研究の支援も少ししなければいけないと考えており、それに取り組んでいます。 伊木雅之医学部長は、医学部長2期目は、研究支援にも力を入れる方針だ。 ――学生教育改革の柱は、新カリキュラムへの移行でしょうか。 新カリキュラムは、2014年度の1年生から移行しており、私が医学部長になってから作成したのは、2016年度から用いる3年生の新カリキュラムです。 あと力を入れたのは医師国家試験対策や、アクティブ・ラーニングの実施です。学生たちは真面目ではあるのですが、積極的に学ぶ姿勢に欠ける面があります。どちらかと言うと受け身なので、問題発見解決型の医師をいかに養成していくかが課題です。 ――研究支援とは、具体的にはどんな取り組みを検討されているのでしょうか。 近畿大学は、研究面でもがんばっています。トムソン・ロイターのデータによる臨床研究の論文数を見ると、PubMedに掲載されるような過去5年間の英語の論文数は、近...