1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 男性外科医が保釈、勾留105日

男性外科医が保釈、勾留105日

レポート 2016年12月7日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医が12月7日、保釈された。8月25日の逮捕から勾留期間は105日に及んだ。 柳原病院によると、11月30日の初公判後(『「乳腺外科医のプライドかけて無罪主張」、柳原病院事件初公判』を参照)に弁護団は保釈請求を行ったが、東京地方裁判所は12月2日に却下と判断。弁護団が12月6日に却下決定に対する「抗告」を東京高等裁判所に提出したところ、同夜「却下決定を取り消し」「被告人の保釈を許可する」とする決定が出された。 保釈条件には、柳原病院関係者や被害者との接触、病院への立入禁止がある。 男性外科医を支援するために医療関係者の有志で作る「外科医師を守る会」は、これまでに早期保釈を求める2万筆の署名を東京地裁に提出していた(『釈放求める署名は2万筆、医師だけで1000超』を参照)。引き続き、無罪を求める署名や裁判費用や家族支援のための基金への寄付を呼び掛けていくという。 【訂正】2016年12月8日、病院側の申し出により弁護団のコメントを削除しました。...