初期研修先、女性は大学病院を選ぶ傾向◆Vol.2
レポート
2016年12月12日 (月)
高橋直純、玉嶋謙一(m3.com編集部)
[初回はこちら] 2016年度の医師臨床研修マッチングに参加した全国の医学部生へのアンケートでは、大学病院に決まった割合は、男性の27%に対して、女性は38%で、女性が大学病院を選ぶ傾向が高いことが明らかになった。 大学病院に決まった者の内訳では、女性は出身大、出身大学以外の大学病院を選んだ割合がともに男性より高かった。 ■回答者の属性 マッチングを運営する医師臨床研修マッチング協議会の最終結果では、大学病院42.7%、市中病院57.3%となっている(『大都市圏以外に過去最多の研修医、2016年度マッチング最終結果』を参照)。本アンケートの回答者は、市中病院決定者からの参加が多かったことが見て取れる。 ■マッチング参加者の声【2】 Q今回のマッチングに当たり、研修先を選ぶ過程で何を重視したか、どのような迷いや悩みがあり、最終的にどのように意思決定したかを具体的に教えてください。 ・手技がたくさん経験できる市中病院とアカデミックさを重視する大学病院で迷ったが、 最終的には、大学病院と市中病院をたすきがけで1年ずつ経験できるプログラムがそれぞれの”いいとこ取り”をできるという意味で最適だと...
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