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70歳以上の負担増、2017年から実施を、医療保険部会

レポート 2016年12月9日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学教授)は12月8日、「経済・財政再生計画 改革工程表」(2015年12月)などで打ち出された医療制度改革に関する議論の成果をまとめた「議論の整理(案)」を大筋で了承した(資料は、厚労省のホームページ)。委員からの修文の要望は部会長預かりで対応する。谷内繁審議官 (医療保険担当)は、この日の最後に「ここでの議論の整理と与党の議論を踏まえて予算編成に臨みたい」とあいさつした。 「経済・財政再生計画改革工程表」などで2016年末までの検討が求められていた項目を中心に、社保審医療保険部会で9月から5回の集中審議を重ねてきた。取りまとめは「議論の整理(案)」と、議論の過程で出た意見を紹介する「主なご意見」の2部構成になっている。「主なご意見」の位置づけについて、厚労省事務局は「別添(主なご意見)も含めての議論として扱っている」と説明した。 委員からは、これまでの議論で自身が発言した内容が盛り込まれていないことに対する要望が相次いだ。高額療養費制度の見直しについて、全国後期高齢者医療広域連合協議会会長で、多久市長の横尾俊彦氏は「数...