1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 手術試案、大幅改訂で「第9版」、来秋作成

手術試案、大幅改訂で「第9版」、来秋作成

レポート 2016年12月13日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

外科系学会社会保険委員会連合会長の岩中督氏(埼玉県立小児医療センター病院長)は、12月13日の記者懇談会で、2018年度診療報酬改定に向けた「外保連試案2018」の手術報酬は、「第9版」として2017年秋頃に作成することを明らかにした。第8.1版、第8.2版、第8.3版と改訂を重ねてきたが、大幅な変更を行うためだ(『55術式、「手術時間の短縮」の成果などを評価』を参照)。 岩中氏は、「2018年度報酬改定に向けた実態調査を新たに実施し、700~800施設からデータが集まった。手術時間などの実態と、外保連試案2016とを比較し、必要な補正を行う」と説明。さらに、コーディングを見直し、特に整形外科では、術式名がかなり変わるため、大幅改訂と位置付けた。 「外保連試案」は、手術、処置、生体検査、麻酔について、所要時間や人件費などのデータから適正報酬を設定した試案。2010年度の診療報酬改定から、点数を決める際の参考資料として使われるようになった。内視鏡試案も「外保連試案2018」に追加する予定。 岩中氏はさらに、2018年度改定に向けて、担当部署である厚生労働省保険局医療課との話し合いを既に始...