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新専門医制度、2018年度開始に向け前進

レポート 2016年12月17日 (土)  橋本佳子(m3.com編集部)

日本専門医機構の社員総会が12月16日に開かれ、「専門医制度新整備指針」を了承した。新整備指針は、12月9日の同機構理事会で了承を得ており、正式に決定したことになる(内容は、『新専門医制度の「新整備指針」、機構理事会了承』を参照)。出席した23の社員のうち、1学会のみ当該学会の理事会報告後に正式に了承するという条件付きだが、それを含めた了承だ。 来る2017年1月13日に開催予定の同機構理事会で、新整備指針の運用細則を決定。各基本領域の専門医研修の運用を担う各学会は、専門研修プログラム整備基準を作成、それを基に各基幹病院は専門研修プログラムを作り、2017年4、5月頃には専門研修プログラムの2次審査を終え、6月頃から専攻医の募集を開始、2018年度から新専門医制度を開始するスケジュールを予定している。 社員総会後、日本医師会会長の横倉義武氏は、「新整備指針は、われわれの7項目の要望を満たした内容になっている」と評価。日医は11月、日本専門医機構に対し、「都道府県ごとに、大学病院以外の医療機関も含め、複数の基幹施設を認定する」など、地域医療への配慮などを求める7項目の要望書を提出していた...