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2035年の医療、若手より50歳以上が悲観的◆Vol.18

医師調査 2017年1月14日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 「2035年の医療」は、現状と比べてどうなっていると思いますか。 団塊の全世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になる超高齢化社会の到来を指すキーワードとして、「2025年問題」は広く認識されているが、さらにその10年後、「2035年」の医療状況について尋ねた。 50歳以上と35歳以下の医師で、ともに「悪くなっている」が54%、41%と最も多かった。一方で35歳以下では計31%が「とても良くなっている」「良くなっている」を選んだのに対し、50歳以上では9%に留まっている。「とても悪くなっている」も50歳以上で17%だが、35歳以下では5%。50歳以上の医師のほうがより悲観的に見ていることが明らかになった。 Q「2035年の医師の給与水準」は、現状と比べてどうなるとと思いますか。 「2035年」の給与水準については、50歳以上の医師では「悪くなっている」が63%、「とても悪くなっている」が13%だった。35歳以下では同じく49%と6%で、給与水準についても、50歳以上の医師の方が悲観的だった。 開業医と勤務医では、大まかな傾向は変わ...