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具体的な政策提言、「医師10万人調査」の結果待ち

レポート 2016年12月19日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)は12月19日の第6回会議で、第5回会議に続き12月22日に取りまとめ予定の「中間的な議論の整理」に向けた議論を行った(資料は、厚労省のホームページ)。 「中間的な議論の整理」は、目指すべき医師の働き方等の理念や方向性の取りまとめにとどまる見通し。非公開のビジョン検討会後にブリーフィングした厚労省医政局担当者によると、渋谷座長は、具体的な政策提言は、井元研究班の調査結果を踏まえて、入れ込むべきとの考えだという。 井元研究班とは、東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター健康医療データサイエンス分野教授の井元清哉氏が主任研究者を務め、厚労省が実施する「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」で、10万人以上の医師と約1万2000施設の病医院を対象に、1週間のタイムスタディなども取り入れた勤務実態調査だ(『医師10万人調査がスタート!厚労省』を参照)。同調査の結果は、年明け1月の本ビジョン検討会に報告される予定。 本ビジョン検討会...