m3.com トップ>医療維新>スペシャル企画|小説「朔風 ...>市と大学医局の関係【連載小説「朔風」第18回】

市と大学医局の関係【連載小説「朔風」第18回】

火曜日、金曜日に更新

2016年12月30日 久間十義(小説家)


[連載第1回はこちら]【7】……結局、健太朗はバトラー病院の外科部長を引き受けることになった。実際には彼の意向などあってなきがごとし、ほぼ不可抗力に近い成り行きだった。なにしろ現在の部長が辞めたあとには、常勤の外科医は研修期間を終えたばかりの若い鎌田医師と自分しか残らない。ここで部長の椅子を断ることは、着任したばかりのバトラー病院からすぐにも出ていく、と宣言しているに等しい。北海道の片田舎で数年のんびり……、などと考えていた健太朗は、実は飛んで火に入る夏の虫だったのかも知れなかった。「やっぱり、...

この記事は会員限定コンテンツです。
ログイン、または会員登録いただくと、続きがご覧になれます。

小説「朔風 ―バトラー病院の午後―」に関する記事(一覧

「オマエを北斗医大の医局に迎え入れたいくらいだよ」【連載小説「朔風」第83回】 2017/8/15

事務方だけはそのまま既得権は死守という訳だ【連載小説「朔風」第82回】 2017/8/11

「おかしなことはしませんから」【連載小説「朔風」第81回】 2017/8/8

一緒にコンサルに会ってもらえないか【連載小説「朔風」第80回】 2017/8/4

「ただ念のためだよ。主治医の先生?」【連載小説「朔風」第79回】 2017/8/1

検査の結果をお知りになりたいそうです【連載小説「朔風」第78回】 2017/7/28

「院長の変調には気づいていた?」【連載小説「朔風」第77回】 2017/7/25

結美はわざと健太朗を刺激するところがある【連載小説「朔風」第76回】 2017/7/21

あなたのお部屋がどんな様子なのか興味があるし…【連載小説「朔風」第75回】 2017/7/18

ボクを引き込むために、いっしょに寝たのか【連載小説「朔風」第74回】 2017/7/14

「私たちは先生たちの味方です、と」【連載小説「朔風」第73回】 2017/7/11

何を言い出すんだろう【連載小説「朔風」第72回】 2017/7/7

それなりに人間関係は複雑なんですよ【連載小説「朔風」第71回】 2017/7/4

争点の一つは病院の扱いにある【連載小説「朔風」第70回】 2017/6/30

彼はちいさく高ぶっていた【連載小説「朔風」第69回】 2017/6/27

まだまだ希望はありますよ【連載小説「朔風」第68回】 2017/6/23

分派活動をしているらしい【連載小説「朔風」第67回】 2017/6/20

この娘との間では余計な会話が増えてしまう【連載小説「朔風」第66回】 2017/6/16

「昨夜はどうでした?」【連載小説「朔風」第65回】 2017/6/13

「どうしてこうなったかなんて、訊かないで」【連載小説「朔風」第64回】 2017/6/9