m3.com トップ>医療維新>スペシャル企画|小説「朔風 ...>市と大学医局の関係【連載小説「朔風」第18回】

市と大学医局の関係【連載小説「朔風」第18回】

火曜日、金曜日に更新

2016年12月30日 久間十義(小説家)


[連載第1回はこちら]【7】……結局、健太朗はバトラー病院の外科部長を引き受けることになった。実際には彼の意向などあってなきがごとし、ほぼ不可抗力に近い成り行きだった。なにしろ現在の部長が辞めたあとには、常勤の外科医は研修期間を終えたばかりの若い鎌田医師と自分しか残らない。ここで部長の椅子を断ることは、着任したばかりのバトラー病院からすぐにも出ていく、と宣言しているに等しい。北海道の片田舎で数年のんびり……、などと考えていた健太朗は、実は飛んで火に入る夏の虫だったのかも知れなかった。「やっぱり、...

この記事は会員限定コンテンツです。
ログイン、または会員登録いただくと、続きがご覧になれます。

小説「朔風 ―バトラー病院の午後―」に関する記事(一覧

「それですよ、わたしたちが先生を信頼できるのは」【連載小説「朔風」第59回】 2017/5/23

謎は謎のまま、話を院長に繋いだ【連載小説「朔風」第58回】 2017/5/19

「おまえ、すごい美人と付き合っているんだって?」【連載小説「朔風」第57回】 2017/5/16

俺はいったい何をやっているのか?【連載小説「朔風」第56回】 2017/5/12

健太朗は鼻白んだ【連載小説「朔風」第55回】 2017/5/9

カクテル越しの会話【連載小説「朔風」第54回】 2017/5/5

「病院の経営権は私たち医師が握る」【連載小説「朔風」第53回】 2017/5/2

離合集散は人の世の習い【連載小説「朔風」第52回】 2017/4/28

「市議たちは応援団になってもらわねば」【連載小説「朔風」第51回】 2017/4/25

「先生に寄せる信頼が雲散霧消しますよ」【連載小説「朔風」第50回】 2017/4/21

押しかけてきた議員たち【連載小説「朔風」第49回】 2017/4/18

民営化話で動揺する市職員【連載小説「朔風」第48回】 2017/4/14

コンビニ感覚の患者で過重労働を強いられている【連載小説「朔風」第47回】 2017/4/11

病院改善委員会での議論【連載小説「朔風」第46回】 2017/4/7

横紙破りの議員【連載小説「朔風」第45回】 2017/4/4

夜間救急でのトラブル【連載小説「朔風」第44回】 2017/3/31

ロマンの人【連載小説「朔風」第43回】 2017/3/28

「恋愛ごっこをするためなんかじゃない」【連載小説「朔風」第42回】 2017/3/24

津山医師のどこか幼児的な行動【連載小説「朔風」第41回】 2017/3/21

「ダメですよ。人の恋路を邪魔しちゃ」【連載小説「朔風」第40回】 2017/3/17