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市と大学医局の関係【連載小説「朔風」第18回】

火曜日、金曜日に更新

2016年12月30日 久間十義(小説家)


[連載第1回はこちら]【7】……結局、健太朗はバトラー病院の外科部長を引き受けることになった。実際には彼の意向などあってなきがごとし、ほぼ不可抗力に近い成り行きだった。なにしろ現在の部長が辞めたあとには、常勤の外科医は研修期間を終えたばかりの若い鎌田医師と自分しか残らない。ここで部長の椅子を断ることは、着任したばかりのバトラー病院からすぐにも出ていく、と宣言しているに等しい。北海道の片田舎で数年のんびり……、などと考えていた健太朗は、実は飛んで火に入る夏の虫だったのかも知れなかった。「やっぱり、...

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