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安倍首相「診療報酬の議論は中医協で」

レポート 2016年12月28日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は12月28日の定例記者会見で、安倍晋三首相の電話会談で、診療報酬については中央社会保険医療協議会で議論することを確認したことを公表した。 経済財政諮問会議の民間議員が、12月21日の同会議で診療報酬の議論も行うよう発言。これに対し、日医は遺憾であるとし、見解を公表していた(『「まさに青天の霹靂、極めて遺憾」、日医が反論』を参照)。 電話会談は12月26日に5分程度行われ、安倍首相は「経済財政諮問会議における民間議員の発言は、薬価の効果を知りたいという趣旨であり、診療報酬については中医協で議論していく」と述べたという。薬価の効果とは、費用対効果評価など、薬価制度改革の効果等のことだ。ただし、医療費総額に関しては諮問会議で議論することはあり得るという。 さらに横倉会長は、民間議員の「院内処方、院外処方の在り方、あるいは技術料の在り方などについても、しっかりと諮問会議で議論していくべき」との発言について、諮問会議の議事録を確認し、技術料は調剤技術料を指すと解釈できるとした。 会見する横倉義武日医会長...