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市長派と反市長派の対立【連載小説「朔風」第21回】

火曜日、金曜日に更新

2017年1月10日 久間十義(小説家)


[連載第1回はこちら]飯島が健太朗に教えてくれた”詳しいこと”というのは、病院予算の赤字分を市が貸し付ける――その貸付金の原資についての話だった。「病院会計への貸し付けは、他の自治体の例では、市の別会計、たとえば水道事業会計とか、そういったところから借りてくる訳だけど、市長たちはいったいどこから借りてくるつもりだったと思う?」「さあ、どっかに繰越金があったんだろう?そっからじゃないのか」「いや、そんな潤沢な繰越金なんてあるはずもないんだ」と飯島はレクチャーに入った。「だいたい富産別市の歳入を見た...

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