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医療界、前年に比べ「悪くなった」が12ポイント増◆Vol.4

医師調査 2017年1月10日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 医療政策、メディアでの報道、世間一般の医療に対する見方などを総合的に見た医療界を取り巻く環境は、今年(2016年)と昨年(2015年)を比較してどうでしたか。 2015年と2016年を比較した医療界の総合的な環境について聞いたところ、「変わらない」が51.0%で過半数を占めた。一方で、「悪くなった」「とても悪くなった」が計44.1%を占め、2015年の調査(2015年と2014年の比較)と比較すると12ポイント増。「良くなった」「とても良くなった」は計4.8%で、2015年調査から横ばい2.5ポイントの減。前年と比べると悪くなっていると感じた医師が増えているという結果になった。(2015年の調査は『医療界の環境、「依然として厳しい」◆Vol.1』を参照)。 開業医と勤務医の別で見ると、「悪くなった」「とても悪くなった」は開業医で計53.5%だったのに対し、勤務医では計39.5%にとどまった。例年、「悪くなった」とする回答は開業医が多いが、今年はさらにその傾向が強まっていた。 Q 仕事のやりがい、勤務時間や給与などの勤務条件、医師・患者関係、職場の人間関係など総合的に見た先生ご自身の...