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医療研究の内閣総理大臣賞創設を要望、横倉会長

レポート 2017年1月12日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は1月11日の定例記者会見で、2016年11月に安倍晋三首相と会談した際に、医学研究で優れた功績を挙げた研究者を顕彰する内閣総理大臣賞の創設を要望したことを明らかにした。横倉会長は、政府方針である「健康・医療戦略」の改訂案が月内にも閣議決定される見通しであることを挙げながら、「本賞が実現して医学研究に携わる先生の励みになることを願っている」と述べた。併せて、「11月1日」を「いい医療の日」とすることも働きかけていると説明。国民が健康・医療について考える日にしたいとの考えを示した。 また、2017年3月から改正道路交通法が施行され、高齢者が免許更新をする際などの認知機能検査の結果によっては医師の診断書の提出が求められるようになることを受けて、日医として「診断書作成の手引き」を3月までに作成し、会員に配布することを説明した。横倉会長は「医療資源の少ない地域もあり、地域の特性に応じた体制作りが求められる。かかりつけ医として長年診ている患者向けの診断書を作成するための手引きを警察庁と協議している」と説明した。 2017年最初の定例会見ということもあり、冒頭には年頭の所感...