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かかりつけ薬剤師、地域包括ケアでの活躍期待

レポート 2017年1月19日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省医薬・生活衛生局長の武田俊彦氏は、1月19日の2016年度全国厚生労働関係部局長会議で、地域包括ケア推進に向け、かかりつけ薬剤師・薬局の役割の重要性を強調、「患者に適正な医薬品の提供や服薬指導を行うことで、地域医療の向上に非常に大切なことだと考えている」と述べ、診療報酬上と薬事行政が一体となって、「患者のための薬局ビジョン」を推進していく方針を説明した(資料は、厚労省のホームページ)。 「患者のための薬局ビジョン」は2015年10月に策定された。その推進に向け、2016年度は、30道府県で、32のモデル事業を実施。事業は、(1)地域全体のかかりつけ薬剤師・薬局機能強化のための連携推進事業、(2)多職種連携による薬局の在宅医療サービスの推進事業、(3)電子版お薬手帳を活用した先進的な地域の健康サポート推進事業、(4)薬局・薬剤師によるアウトリーチ型健康作り推進事業――の4パターンに分けられる。2017年度もモデル事業を継続、かつ実施を早めるために、今年3月までには事業の募集を開始する予定。 武田局長は、「地域の独自性を生かして、さまざまな事業に取り組んでもらっている。かかりつけ...